・ベストセラー「EVOL」の技術を継承、6月から国内で本格販売
三菱重工グループの三菱重工機械システム(MHI-MS、神戸市)は5月17日、段ボールシートを成形して段ボール箱を製造する製函機の新型機「MC」を開発したと発表した。近年の巣ごもり需要を受けた、宅配便取扱個数の増加に伴う段ボール需要の拡大に応じたもので、6月から国内での本格販売を開始する。
近年、国内市場においては段ボール箱の小ロット生産へのニーズが急速に加速しており、1日あたりの生産バリエーションをいかに増やすかが課題となっている。そのニーズに応えるべく、長年培った三菱重工グループのノウハウと最新技術を存分に投入して開発された「MC」は、全世界の総受注台数600台を誇るベストセラー製函機「EVOL」の技術を継承し、画期的な印刷部構造の新採用により各オーダーチェンジにかかる時間を大幅に短縮。短い時間での多彩な段ボール箱の生産を実現するとともに、本体の小型化により限られたスペースへの設置・導入も可能とした。名前の由来である“Maximize your Chance”には、お客様のビジネスチャンスを最大限に引き上げたいという願いが込められている。
2021年12月には、広島県三原市にあるMHI-MS三原事業所に国内の顧客を招き、「MC」の実演運転を行った。極小ロットにも対応できる高い生産性に対して期待の声が多く寄せられるとともに、市場ニーズに常に応える三菱重工グループの姿勢を高く評価された。
MHI-MSは今後も、ユーザーの要望に応える技術とサービスを追求し、三菱重工グループが培ってきた高い技術力とのシナジーを拡大することで、高性能な製品の開発に継続して取り組んでいく。また、国内外市場での幅広い提案営業に力を注ぎ、MCの拡販に努めてきく。
■三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。
ニュースリリース
*リリース内容から一部「ですます調」で表記しています。
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