・ 「ウォブリング機能」を搭載し、幅広い加工を実現
㈱アマダは5月10日、作業者を選ばずにワイド レンジな溶接が可能なファイバーレーザハンディ溶接機「FLW-1500MT」の販売を5月から開始したと発表した。
「FLW-1500MT」は、熟練の技術を必要とする TIG 溶接から、誰にでも使いやすいファイバーレ ーザ溶接への変革を行うことのできるスタンダードモデルのマシン。光の周期、振幅を自由に可変できる「ウォブリング機能」を新たに搭載し、板厚、材質、仕上がり によって溶接の幅を変えることが可能になった。細く鋭いビームを揺動させることで、従来は難 しかった R 面溶接や隙間への溶接範囲の拡大、フィラー溶接が容易になり、ステンレスや軟鋼だけでなく、アルミも板厚 4mm まで高品位な溶接が可能になった。さらに、安全性や操作性の向 上に加えて省エネ、省スペース化などを実現した。
板金加工業界では、少子高齢化による人手不足に加え、熟練技能の継承が大きな課題となっ ている。特に TIG 溶接における工程では、手動で行うトーチの送り調整やワークとノズルの高さを一定に維持させる必要があるなど、熟練工による高い技術と経験が必要。
対象業種は半導体、医療機器、食品加工器具などステンレスを中心とした精密機械業から、パ イプやアルミの溶接を必要とする装置カバー、筐体などの金属部品業まで幅広く対応し、多品種少量生産にも最適な溶接機。また、ナット溶接やスポット溶接の置き換えなどにも対応する。
アマダは、加工性能や操作性を向上させたファイバーレーザハンディ溶接機を販売することで、 顧客課題とニーズを解決し、モノづくりに貢献していく。
・販売開始時期:2022 年 5 月
・年間販売目標:200 台/年
・販売価格(税別):1,860 万円
詳細は、ニュースリリース
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