・西日本の食品事業の生産拠点へ
・鳥栖市と進出協定締結
アイリスオーヤマ(本社:宮城県仙台市)は5月11日、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)の一部を改修し、新たに飲料水の生産設備を導入すると発表した。また、既に導入を決定している精米・パックごはん生産設備とともに、鳥栖工場を西日本エリアにおける飲料水・食品の生産拠点と位置付け、同日、佐賀県鳥栖市と進出協定を締結した。
アイリスオーヤマは、2021年より富士小山工場(静岡県駿東郡小山町)で天然水・炭酸水の生産を開始している。昨今、健康志向の高まりや新型コロナウイルス感染拡大の長期化による在宅時間の増加に伴い、無糖炭酸水の市場が拡大しており、出荷金額は2008年から14年連続で伸長している※。今回の鳥栖工場への炭酸水の生産設備の導入により生産能力を現在の2倍に強化し、高まる炭酸水の需要に対応する。
また、既に導入を決定している精米・パックごはんの生産設備とともに、鳥栖工場を西日本エリアの飲料水・食品生産拠点として位置付け、安定的な供給体制を構築する。なお、パックごはん・炭酸水は、ASEAN諸国など海外への輸出も予定している。
<鳥栖工場 追加設備導入の概要>
所在地:佐賀県鳥栖市西新町1375-26
導入設備:精米・パックごはん/炭酸水
投資金額:50億円/70億円
生産アイテム:米、パックごはん/炭酸水
新規雇用人数:130名/80名
設備導入予定:
2023年3月 精米ライン
2024年3月:パックごはん1ライン目
2025年3月:パックごはん2ライン目/2023年4月
■橋本康志 鳥栖市長のコメント
アイリスオーヤマ様との進出協定は今回で4回目です。その度に、時代や社会の変化に対応している企業だと実感します。鳥栖市内でも多くの雇用を創出していただき、心強く思います。この地域はお米の産地でもあるので、今回の協定は農家の皆さんの期待も大きいと考えます。企業と地域の発展は一体不可分ですので、これからも協力し合い良好な関係を築いて参ります。
■アイリスオーヤマ株式会社 大山 健太郎 代表取締役会長のコメント
鳥栖工場の竣工から32年が過ぎます。プラスチック収納や生活用品の製造を中心に拡大し、現在は主に西日本の物流拠点としての役割を担っています。東日本大震災の復興支援を目的に参入した精米事業では、特にパックごはんの売上が好調に推移し、角田工場のみでは供給が間に合わない状況です。昨年から開始している、富士小山工場での炭酸水の生産も同様です。今回、佐賀県を中心としたおいしいお米と炭酸水で事業を拡大し、鳥栖市及び社会に貢献していきたいと思います。
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