アマダマシナリー、大型コラム材切断バンドソー「HK-1000W」を開発、9月より販売開始

・今までの常識を覆す逆仰角切断方式により、切断バリを大幅に低減
・HK-1000W(12m 自動測長装置標準搭載※写真は 6m )

 ㈱アマダマシナリー(神奈川県伊勢原市)は、4 月 27 日 、大型コラム材切断バンドソ「HK-1000W」を開発し、9月から販売を開始すると発表した。

 「HK-1000W」は、鋼材加工業界と鉄骨ファブリケーターのニーズに応え、1000mm×1000mm 逆仰角サイズの大型コラム材切断に対応したマシン。特長は、従来とは反対の逆仰角(右上がり)の 角度のブレードで材料を切断する方式を採用し、切断面のバリの発生を大幅に低減したこと。加工品質の向上のみならず、切断後のバリ取り工程を大幅に削減できるため、加工全体の生産 性向上につながる。長年蓄積した加工技術データを基にした独自制御による高速切断で、加 工時間を従来比で約35%削減する。

 さらに、独自の材料切断長さを自動で測る装置を搭載しているため、材料の状態に影響を受け ず、安定した定寸切断が可能。オペレーターの使い勝手を損なわない形で安全性や作業環 境を改善し、加工時間の短縮に伴い電力消費量も低減することで、人にも地球にも優しいモノづく りを実現した。

 近年、建設業界では、物流倉庫をはじめとする大型建築物の増加や建築に使われる部材その ものの大型化の潮流があり、鋼材加工・販売メーカーはより大きな部材を切断できるマシンへの更 新ニーズを抱えている。加えて、大手の鉄骨ファブリケーターの中には、短納期化に対応するた めコラム切断ラインの新規導入を検討するメーカーが増加している。

 アマダマシナリーは、このような建設業界と鋼材業界全体を取り巻く課題に対応すべく、人手不足や短納期化を解決する生産性の向上、工場内の環境改善、脱炭素社会への貢献など顧客に寄り添う製品開発を積極的に行うことで、モノづくりの現場を支えていく。

・販売開始時期 :2022 年 9 月
・年間販売目標 :6 台/年
・販売価格(税別):5,800 万円

詳細は、ニュースリリース