DMG森精機 、DMG MORI Boston がグランドオープン

 DMG森精機は4月20日、研究開発、およびアメリカ北東部の販売・サービスの新たな拠点 として、マサチューセッツ州サマービルに DMG MORI Boston をグランドオープンしたと発表した。現地時間 4 月 12 日(火)に開所式を行い、サマービル市長 Katjana Ballantyne 氏、Tulip Interfaces*1 共同創業者の CEO Natan Linder 氏と CTO Rony Kubat 氏、DMG森精機取締役社長 森雅彦氏、DMG MORI USA 社長 太田圭一氏によるテープカットを行った。

 DMG MORI Boston は、経済発展が著しいアメリカ北東部の Boston 近郊に位置する。この地域には、 現在成長を続ける医療や航空宇宙、ハイテク関連企業が拠点を構えている。また、マサチューセッツ工科大学 やウェントワース工科大学などの技術系大学にも近く、シカゴやデービスの拠点と同様に、当社が注力する自動化とデジタル化の研究開発において重要な役割を果たす。特に、同じ建屋に Tulip Interfaces の本社と ショールームが入ることから、同社と密接に連携することで、「TULIP*2」を活用し、実践的な方法で工程の デジタル化をさらに推進し、製造現場の課題解決を支援していく。

 DMG MORI Boston には、研究開発者やアプリケーションエンジニア、営業、サービスエンジニアなど約 140 名の社員が勤務している。テクノロジーセンタに設置する最新の機械やシミュレーターは、顧客に 見せるのはもちろんのこと、顧客のオペレータおよび社員の研修にも活用する。さらに、今後も競争力 を維持し、革新的な技術を推進するために、デジタル化、人工知能、AM(積層造形)などの最先端技術に関する 知識を持つ人材を採用する。

 今後、DMG MORI Boston は、アメリカ北東部に販売・サービスを提供するだけでなく、世界中の顧客に新しいデジタル化ソリューションとプロセスを提供する拠点として、顧客のさらなる生産性向上に貢献して いく。

*1 2014 年創業。米国 MIT Media Lab からエンジニアが独立して設立したソフトウエア開発会社。2019 年より資本・業務提携。

*2 参考_プレスリリース(2020年12月17日) https://www.dmgmori.co.jp/corporate/news/pdf/20201217_tulip.pdf

<DMG MORI Boston>
所在地:77 Middlesex Ave, Suite B. Somerville, MA 02145, USA
建物:1F建て(DMG MORI のテクノロジーセンタ、Tulip Interfaces のショールーム、Tulip Interfaces
本社、研究・開発、オフィス、会議室)
展示内容:NTX 1000、NHX 4000、DMU 60 eVo linear、DMP 70、TULIP、Messenger、my DMG MORI を含むデジタルソリューション
社員:約 140 名(Tulip Interfaces の社員を含む)

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