東洋エンジニアリング(TOYO)は4月21日 、JAG国際エナジー、大阪ガス、SMFLみらいパートナーズが出資する和歌山御坊バイオマス発電合同会社が、和歌山県御坊市に計画する50,000kWバイオマス発電所建設プロジェクトを受注したと発表した。
同プロジェクトは、木質バイオマス専焼発電所を建設するもの。発電設備は、再熱方式(*)を採用した高効率なバイオマス専焼発電設備で、TOYOは発電設備一式の設計、機器資材調達、建設工事、試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。
TOYOは発電プラントを中心としたインフラ分野を中核事業の1つに位置づけ、国内で10件実施した太陽光発電に続いて、バイオマス発電等の再生可能エネルギー発電に積極的に取り組んでいる。バイオマス発電所としては、営業運転を開始した2件の50MW級と、現在建設中である7件の50MW級及び2件の75MW級バイオマス発電所プロジェクトに続く12件目のプロジェクトとなる。
TOYOは今後もバイオマス発電をはじめとする再生可能エネルギー利用への取組みを拡大し、低炭素社会の実現に貢献していく。
(*)再熱方式:蒸気タービンにて仕事をした蒸気をボイラーにて再加熱し、再度蒸気タービンへ通気させることにより高い発電効率を実現することができる。
<受注概要>
客先:和歌山御坊バイオマス発電合同会社
受注者:東洋エンジニアリング株式会社
建設地:和歌山県御坊市
対象設備:50,000kW木質バイオマス専焼発電設備
役務内容:設計、機器資材調達、建設工事、試運転の一括請負
完成予定:2025年
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