㈱技研製作所(高知市)は4月20日、世界初となる超小型モビリティの電気自動車(以下、超小型EV)専用の機械式駐車場「EV エコパークⓇ」を開発したと発表した。省スペースかつ大容量、スピーディーな入出庫など通常の「エコパークⓇ」が提供する機能に、駐車中に自動充電できるという付加価値を新たに持たせた点が特長。超小型EV普及の課題となっている駐車スペースと充電施設の不足を一挙に解決し、カーボンニュートラルに貢献する。
社会や街の課題を解決するスマートシティやスーパーシティ、SDGsへの取り組みが注目される中、脱炭素化や持続的、機能的な都市開発に資する「EV エコパークⓇ」は、未来をつなぐ最先端のまちづくりに貢献するアイテムとしてさまざまな活用が期待できる。
■開発の背景
脱炭素化にはEVの普及が必要不可欠。中でも環境負荷の少ない超小型EVはその実現に大きく寄与するが、現段階ではまだ足踏み状態となっている。その要因として、コンパクトさを活かせる専用駐車場が少ないことや充電施設の不足といった普及促進のための環境整備が進んでいないことが挙げられる。
この課題を解決すべく開発した「EV エコパークⓇ」によって、人口が密集する都市部や、過疎化が進み大型の乗用車を必要としない地方、観光地、商業地などあらゆるロケーションで誰もが超小型EVを手軽に利用できる環境を整える。
■今後の展望
「EV エコパークⓇ」というハード製品の提供にとどまらず、カーシェアリングや配送、送迎など、設置後の運用、サービスを含めたパッケージでの提供を目指している。製品の販売を先行させるのではなく、街ごとに抱える課題を解決するために、それぞれに合ったサービスを提案する。まずは、新しいまちづくりのデザインに参画すべく、スマートシティやスーパーシティへの導入を目指す。
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