サンドビック、3Dプリントされた超硬合金を発表

 Sandvik AB(サンドビックAB):2022年4月14日

 サンドビックは、超硬合金に3D印刷されたコンポーネントを導入することで、積層造形の提供を拡大し続けています。新しい能力は、特許取得済みのプロセスと自社で製造されたテーラーメードの粉末の組み合わせによって可能になります。

 超硬合金は、たとえば、複数の業界の耐摩耗性部品に広く使用されています。その固有の硬度のために、この材料は、特に複雑な形状では、機械加工が難しい場合があります。

 サンドビック部門のアディティブマニュファクチャリングのリードプロダクトマネージャーであるAnders Ohlsson(アンダース・オルソン)は、次のように述べています。
「超硬合金を商業規模で3D印刷する当社の能力は、設計の自由度だけでなく、材料の無駄の削減や部品の寿命の延長などのメリットも顧客に提供します。」

 アンダース・オルソンはまた、3Dプリントが市場投入までの時間を劇的にスピードアップすることを次のように強調しています。
「従来のコンポーネント製造技術を使用すると、プロトタイピングには6〜12か月かかる場合があります。現在、これまでのリードタイムは数週間です。」

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。