ヤマザキマザック(愛知県大口町)は4月11日、最新 CNC 装置を搭載し、基本性能を高め生産性を向上した立形マシニングセンタ「VCN-460・VCN-600」の 販売を開始すると発表した。
金型や自動車部品をはじめとした幅広い加工分野において、より大型で高精度な部品加工のニ ーズが高まっている。このような背景の中、ヤマザキマザックは中大型ワークに対応し重切削・高精度加工 が可能な立形マシニングセンタ「VCN-460・VCN-600」を開発した。
VCN-460・VCN-600 は、Y 軸ストロークとテーブルサイズの伸長により積載可能なワークサイズを 拡大。毎分 12,000 回転の高トルク主軸を採用し、重切削における加工能力を大幅に高めていま す。さらには毎分 18,000 回転の高速主軸(オプション)の対応により、アルミニウム加工や金 型加工の高効率加工を実現している。
VCN-460・VCN-600 に搭載する CNC 装置は「MAZATROL SmoothEz」と「MAZATROL SmoothG」の 2 タ イプを用意しており、顧客のニーズに合わせた選択が可能。最新 CNC 装置「MAZATROL SmoothEz」は表示画面のカスタマイズ機能などによる優れた操作性に加え、CAM ソフトウェアと の高度な連携機能も備えており、工場内実機での段取り時間を削減する。
高まる自動化ニーズに応えるため、自動化オプション対応も大幅に強化。協働ロボット自動化セ ル「Ez LOADER シリーズ」との接続をはじめ、顧客の工場レイアウトや生産数量に合わせた最 適な自動化システムの構築を可能としている。また、顧客の環境経営の取り組みを支援する ため、VCN-460・VCN-600 は従来機と比較して潤滑油材の消費量や消費電力の削減を実現してい る。
ヤマザキマザックは 2022 年 4 月 12 日に VCN-460・VCN-600 の販売を開始、VCN-460 をロボットテクノロジー ジャパン(会期:6 月 30 日~7 月 2 日、場所:愛知県国際展示場)に出展する。
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