・WAVE協調制御運転により、プレスマシン間の高速ワーク搬送を実現
㈱アマダプレスシステム(神奈川県伊勢原市)は4月12日、 プレスマシン間における加工製品の搬送スピードが大幅に向上した、多関節ロボット・プレス高速 ラインシステム「ARPAS(アルパス)」の販売を開始すると発表した。販売価格(税別)は1 億 5 千万円~。販売は年間4ラインを目標にしている。
新商品の「ARPAS」は、プレス加工とワーク搬送において、2 軸サーボロボットラインでの協調制御を応用し、6 軸多関節ロボットを活用した WAVE 協調制御運転を実現した。これにより、生産タクトが飛躍的に向上する。
従来の多関節ロボットプレスラインでは、プレスの加工スライドの上部到達を待ってから規則的 にワークを搬送する交互運転であったため、ムダな時間が生じていた。一方、「ARPAS」の WAVE 協調制御運転は、プレスマシンと搬送ロボットの動作をオーバーラップさせながらワーク搬 送を行うことが可能なため、加工までの時間を最短化する。これにより、生産タクトを上げること が可能となった。
近年、プレス加工の現場では少子高齢化に加え熟練技能者の引退などの人手不足を背景に、 自動化や、段取り・操作の簡易化に対するニーズが高まっている。このような課題に対し、人手不足を解消する自動化システムとして「ARPAS」を提案する。
「ARPAS」は、視認性・操作性に 優れた「iIII」制御搭載のサーボプレスを活用しているため、オペレーターによる段取り操作の簡易化や作業負担の削減が可能となり、生産性の向上に貢献する。
アマダプレスシステムは、これからも経営方針「グローバルに最適なプレスシステムを提供できる企業を目指す」 をもとに、顧客の製造現場を総合的な視点で捉え、課題解決をサポートする。それによ り、広くモノづくりに貢献していく。
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