日本鍛圧機械工業会が4月8日に発表した2022年3月度の鍛圧機械受注合計は、328.7億円と、前年同月比で5.8%増となり、2021年年初から引き続き15ヶ月連続プラスとなった。板金系の国内が引き続き好調であった。一方、全世界的には、コロナ禍を起因とした一部部品の品薄や物流関係の混乱という問題に加えて、ウクライナ侵攻による世界経済への影響が懸念される。
機種別によると、プレス系機械は100.9億円と、前年同月比で12.4%減となり、中型プレスは66.9%増であったが、小型プレス、大型・超大型プレス、油圧プレス、フォーミングと軒並みマイナスとなった。板金系機械は135.2億円で、前年同月比32.7%増となった。パンチングが54.8%増、プレスブレーキ11.9%増、レーザ・プラズマも35.0%増であった。
国内は162.2億円、前年同月比12.5%増で、金属13.1%増、一般機械52.1%増で、自動車も14.0%増、電気も6.8%増で、鉄鋼、その他はマイナスとなった。
輸出は73.8億円、前年同月比1.2%増となり、北米向け67.3%増、欧州向け73.5%増となったが、中国向、韓国・台湾向、東南アジア向けはマイナスとなった。