キオクシア、北上工場新製造棟(K2棟)の建設を開始

 キオクシア(東京都港区)は4月 6日、北上工場(岩手県北上市)第2製造棟(K2棟)の起工式を行ったと発表した。3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」の生産能力の増強に備え、K2棟の竣工は2023年を予定している。また、北上工場での生産拡大に応じた人員増加に対応するため管理部門・技術部門が入居する管理棟も建設する。

 K2棟は免震構造を採用するとともに、再生可能エネルギーの利用など環境面も重視する。また、人工知能(AI)を活用した生産システムの導入などを推進し、北上工場全体の生産性ならびにフラッシュメモリ製品の品質をさらに向上させる。

 キオクシアは、「『記憶』で世界をおもしろくする」というミッションのもと、キオクシアが1987年にNAND型フラッシュメモリを発明してから、35年にわたり積み重ねてきたメモリ・SSD事業の競争力をさらに強化する取り組みを積極的に展開していく。今後も将来の市場動向を踏まえ需要拡大を的確に捉え、タイムリーな設備投資を行い、着実かつ持続可能な成長を目指す。

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