東京海上日動火災保険は4月5日、建設機械向けレコーダーを活用した新たな特約とそれに付随するテレマティクスサービス(シーレック/Ci-REC)の提供を4月12日より開始すると発表した。同社は、事故が発生した際の補償提供に加えて、同サービスの提供を通じて建設業界におけるICTの推進を支援し、建設現場の安全性や生産性の向上に貢献していく。
建設業界では、技能労働者の減少・高齢化やインフラの老朽化に伴う公共工事の増加等を背景に、生産性の向上が喫緊の課題となっている。こうした状況下、国土交通省が建設現場の生産性向上を目的とした「i-Construction構想」を推進するなど、デジタル・テクノロジーを活用したICT施工が近年注目されている。一方で、ICT建機等の導入・維持には高額なコスト負担が生じるケースも多く、建設事業者にとってICT施工を導入する際の大きな障壁となっている。
そこで同社は、建設現場の生産性や安全性の向上に貢献するために、建設機械向けレコーダーを活用したテレマティクスサービスを開発し、比較的安価に導入いただける取り組みを実施することにした。建設機械向けテレマティクスサービスの提供は、保険業界で初めての取り組みとなる。
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