エヌアイシ・オートテック、立山第3工場が稼働開始

 エヌアイシ・オートテック(東京本社:東京都江東区、富山本社:富山県富山市)は4月1日、新工場(立山第3工場)の建設を進めていたが、3月末に竣工、4月より稼働を開始したと発表した。

 また、富山県中新川郡立山町地区内の新工場を含む3工場の内、既設の2工場(立山工場及び立山事業所)の名称を2022年4月1日より変更(それぞれ立山第1工場及び立山第2工場)するとともに、生産の効率化・最適化を図るうえで、各工場の役割を再構築した。エヌアイシ・オートテックは、新たな生産体制により、業容拡大を目指していく。

■各工場の役割(国内拠点リンク

 立山第3工場では、当初はデジタル家電業界向けの大型で複雑な装置の構造物(筐体)や、小型ロボット専用アルミ架台等の組立拠点(大型構造物等生産工場)としてスタートを切る予定だったが、立山第2工場(旧:立山事業所)の構造や既存設備、これに伴う生産効率及び今後の営業展開による受注状況等を勘案した結果、立山第2工場を大型構造物等生産工場とし、立山第3工場をFA装置(FA:Factory Automation/「自動化・省力化装置」をいう。)、クリーン装置(クリーンブースやクリーンベンチ等のクリーン関連機器)及びロボット関連装置・機器等の設計・製作の拠点(FA機器設計製作工場)とする体制とした。

 なお、立山第1工場(旧:立山工場)は、従来通りのエヌアイシ・オートテック主力製品である“アルファフレームシステム”の重要な生産・物流拠点(AF生産工場)に変更はない。

 同社では、今後の業容拡大を図るうえで、生産効率を高めるための作業環境の充実は重要な課題と捉えており、また、将来を見据えての積極的な人材採用を推進し、技術者の増員・増強に取り組んでいく。

<立山第3工場の概要>

正式名称:立山第3工場

所在地:富山県中新川郡立山町利田

敷地面積:9,970 ㎡

構造:鉄骨造/地上2階

延床面積:4,578 ㎡(約1,385 坪)

(注)立山第3工場の敷地面積は、現在9,970㎡だが、隣地4,864 ㎡の取得を決定しているので、将来的には敷地面積は、14,834 ㎡となる。

 ニュースリリース(IRページ)