日本建設機械工業会が3月31日に発表した2022年2月の建設機械出荷金額によると、2月の建設機械出荷金額は、内需は2.8%増加の786億円、外需は38.9%増加の1,764億円となった。その結果、内需は4カ月連続の増加、外需は16カ 月連続の増加となった。総合計では25.4%増加の2,550億円となり、16 カ月連続の増加となった。
■ 内需は2.8%増加の786億円、4カ月連続の増加
内需について機種別に見ると、油圧ショベル13.1%増加の241億円、建設用クレーン8.7%増加の154億円、コンクリート機械25.4%増加の35億円、基 礎機械29.8%増加の33億円、油圧ブレーカ・圧砕機27.3%増加の19億円の 5機種と補給部品7.5%増加の105億円が増加し、内需全体では2.8%の増加となった。
■ 外需は38.9%増加の1,764億円、外需は16カ月連続の増加
外需について機種別に見ると、トラクタ29.2%増加の187億円、油圧ショベ ル26.0%増加の684億円、ミニショベル20.5%増加の290億円、建設用ク レーン204.3%増加の78億円、道路機械40.7%増加の33億円、油圧ブレー カ・圧砕機44.2%増加の9億円、その他建設機械60.0%増加の242億円の7 機種と補給部品82.9%増加の237億円が増加した。地域別に見ると、北米 が14カ月連続で増加、アジアが12カ月連続で増加するなど全9地域で増加し、外 需全体では38.9%の増加となった。
■2月の油圧ショベル国内出荷台数は2.3%増の1,772台
また、2月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ694台(前年同月比11.4%減少)、油圧ショベル1,772台(同2.3%増加)、ミニショベル2,249台(同0.5%増加)、クローラクレーン35台(同29.6%増加)、ラフテレーンクレーン120台(同3.4%増加)、アスファルトフィニッシャ41台(同:17.1%増加)――となった。