三菱電機、「中国共創センター」を開設

・中国におけるFA製品のアプリケーション開発体制を強化

 三菱電機は3月31日、中国のFA製品販売会社であるMitsubishi Electric Automation(China)Ltd.(三菱電機自動化(中国)有限公司)内に、「中国共創センター」を開設し、4月1日からFA製品のアプリケーション開発業務を開始すると発表した。これにより、中国の顧客のニーズに応じた迅速かつ柔軟なアプリケーション開発体制を強化し、中国でのFAシステム事業の拡大を図る。

■開設の狙い
 近年、半導体・電子部品・データセンターなどのデジタル関連分野やリチウムイオンバッテリーなどの脱炭素関連分野に加え、自動車、物流、食品・飲料などの広範な業種で、FA製品のさまざまなアプリケーションのニーズが高まっている。多様化が進む中国市場のニーズに、より迅速かつ柔軟に対応するため、今回、「中国共創センター」を開設する。これにより、顧客のニーズに合わせたFA製品のアプリケーション開発や個別仕様への対応が可能となり、顧客の満足度の向上およびFAシステム事業の拡大を図る。

 今回の中国共創センターに続き、2023年度以降に北米、欧州、インドなど他地域でも共創センターを開設し、2025年にはグローバルで200名以上のエンジニアの配置を計画することで、各国でのFA製品のアプリケーション開発体制の強化を目指す。

<中国共創センターの概要>
名称:中国共創センター
Collaborative Engineering Center(China)
所在地:Mitsubishi Electric Automation(China)Ltd.
(三菱電機自動化(中国)有限公司内)
開設日:2022年4月1日
サポート地域:中華人民共和国内
エンジニア人員 2025年度に100名を計画
業務内容:FA製品のアプリケーション開発(カスタム機能開発、モーションプログラム開発、画面カスタム開発
など)
主な対象製品:シーケンサ、サーボ、表示器、インバーター
対応言語:中国語、日本語

 ニュースリリース