エクシオグループ、老舗掘進機メーカーのイセキ開発工機を子会社化

 エクシオグループ(東京都渋谷区)は3月25日、都市インフラ事業における推進工事強化施策として㈱イセキ開発工機(東京都港区)の全発行済株式を現金を対価として取得する契約を締結したと発表した。

 エクシオグループは、2021年5月に発表の「2030ビジョン」「中期経営計画(2021−2025)」の通り、社会課題の解決を普遍的使命と考えており、イノベーションにより多様なエンジニアリングをつなぎ、融合し、価値創造による持続的成長に挑戦し続け、日本はもとよりグローバル社会から必要とされる企業グループであり続けることをめざしている。

 イセキ開発工機が開発したアンクルモ−ル工法の掘進機は、全世界30ヵ国2,500台以上販売利用されており、同社は、老舗の掘進機メーカーとして業界で確固たる地位を築いている。また、エクシオグループとは弧状推進工法「EARTH SHUTTLE工法」において業務提携しており、今月新たに海底到達鋼管推進工法「MARINE SHUTTLE工法」を共同開発、特許出願する等、推進工事において連携していく。

 株式取得により、エクシオグループの推進事業が更に強化されることで、洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギ−の自営送配電線管路工事等において施工領域が一層拡大し、また、激甚化する風水害対策工事への対応力も強化されることで、エクシオグループの企業価値の向上が達成される。

<株式会社イセキ開発工機>
所在地:東京都港区元赤坂1丁目1番8号
代表者の役職・氏名:代表取締役 松崎 彰義
事業内容:
・建機事業(推進工事に用いる掘進機の製造・販売・レンタル)
・工事事業(推進工事、パイプルーフ工事、シールド工事他)
資本金:60百万円
設立年月日:1971年6月18日
株式取得後、松崎彰義氏は代表取締役を退任し、新たに中西俊博氏(現・イセキ開発工機取締役社長)が代表取締役社長に就任する予定。

 ニュースリリース