アシードホールディングスの宝積飲料、志和工場の製造設備を更新

・缶充填ラインの設備更新、投資額12億円

 アシードホールディングス(広島県福山市)は3月17日、100%子会社の宝積飲料(株)志和工場(広島県東広島市志和町)の炭酸缶充填設備を環境に配慮した最新設備へ更新 し、生産能力向上を図ると発表した。2022 年 12 月より着工し、2023 年春の稼働を予定。設備投資金額は約 12 億円。

 宝積飲料㈱志和工場は、1962 年の創業以来、瓶・ペットボトルの清涼飲料水を中心とした製 造設備で、OEM・ODM(* 注 1)に加え、「ためして寒天」「あま酒」などの ASEED ブランド商品の製造を行 っている。

 設備更新により、宝積飲料㈱志和工場は、現状の 250ml 缶に加え、市場拡大の続く RTD (* 注 2)で代表的な容器形態 350ml 缶・500ml 缶、その他新たに 190ml 缶の充填も可能となる。こ れにより缶・ビン炭酸飲料の製造能力は年間 200 万箱から 400 万箱に向上する。加えて、栃木県下 野市に工場を持つグループ事業会社のアシードブリュー㈱宇都宮飲料工場と東西 2 拠点で RTD 等の製造を行うことにより物流の平準化・効率化が図られ、トラック輸送の CO2 削減に寄与するとしている。

 アシードグループは2022年 11 月をもって 50 周年を迎える。グループビジョン 「ASEEDING THE FUTURE – 人、地球、未来 すべての笑顔と健康のために」のもと、環境に配慮しながら持続可能な 成長を続けていく。

(* 注 1)OEM:委託者が開発・販売する製品を受託者が製造、ODM:委託者ブランドで販売する製品を受託者が開発・製造

(*注2)RTD:ReadytoDrink 缶を開けたらすぐ飲める低アルコール飲料

<工場概要>
名称:宝積飲料株式会社 志和工場
代表者:代表取締役社長 大戸章浩
住所:広島県東広島市志和町別府2061番地3
設立:1962年12月
主な製造製品:OEM・ODM及びASEEDブランド飲料製品
(2021年実績 217種類)

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