日本精工 、3年連続で「なでしこ銘柄」に選定

 日本精工(NSK)は3月22日、女性活躍推進に優れた企業として、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する令和3年度「なでしこ銘柄」に選ばれたと発表した。「なでしこ銘柄」の選定は3年連続となる。

 NSKでは、ダイバーシティは未来を切り開く競争力の源泉と捉えてている。 ダイバーシティ&インクルージョンの中でも、女性活躍推進を重要な経営課題の一つとして位置づけ、女性比率の向上や女性が活躍できる職域を拡げる取り組みを積極的に進めている。また、人数や職域だけでなく、マネジメント層の価値観の多様化に向けて、管理職候補層にあたる女性従業員を対象に、意識改革と能力開発を目的とした研修を実施している。NSKは、今後もダイバーシティ推進を通じて、社員一人ひとりが能力・特性を最大限に活かし、発揮できるような企業風土・職場環境づくりを整備していくことで、多様な人材が活躍できるダイバーシティ経営を目指す。

■NSKの主な施策
・女性従業員の能力開発を目的とした研修
・育児休業からの復職支援セミナーなど育児期のキャリア支援
・コアなしフレックスタイム勤務や外部保育園との提携、祝日稼働日の社内保育サービスなど、両立支援
・従業員全体のダイバーシティの理解促進のための継続的な講演会やe-ラーニングの実施
・アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)研修の実施
・多様な従業員が活躍できる柔軟な働き方の取り組み(リモートワークなど)

■なでしこ銘柄とは
 なでしこ銘柄は、「女性活躍推進」に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとして、2012年度より経済産業省と東京証券取引所が共同で選定している。

■ NSKについて(原文ママ)
 NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしています。

 企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。

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