・買収を通じてコンクリート技術事業を強化
Wacker Neuson Group（ワッカーノイソングループ）：2022年3月14日
ミュンヘン、2022年3月14日･････軽量でコンパクトな機械の大手メーカーであるワッカーノイソングループは、スペインのEnarco S.A.（エナー株式会社）の過半数の所有者と、Enar Groupの最大100％を買収することで合意に達しました。Enar（エナー）は、コンクリート圧縮に特化した軽量建設機械のメーカーです。コンクリート用の幅広い内部バイブレーターに加えて、同社の製品ポートフォリオには、土壌およびアスファルト圧縮用の振動プレート、ランマー、ウォークビハインドローラーも含まれています。新しい提携の目的は、ワッカーノイソングループの市場での地位をさらに強化し、特にコンクリート技術の分野でその国際的な範囲を拡大することです。
ワッカーノイソングループのチーフセールスオフィサーであるAlexander Greschner （アレクサンダー・グレシュナー）は概要を次のように説明します。
「Enarグループの買収により、急速に成長するコンクリート技術市場で製品を拡大する理想的な方法を見つけました。Enar製品は優れた位置にあり、同社は強力な市場アクセスを確立しており、グループにとって非常に有望な機会を生み出しています。」
Enarは、その分野のリーディングカンパニーであり、ヨーロッパおよびラテンアメリカ市場で特に確固たる存在感を示しています。同社は世界規模で事業を展開しており、2021年の売上高は約2,200万ユーロ（約28.6億円、130円換算）ですEnarはスペインのZaragoza（サラゴサ）市で製品を製造し、約130人の従業員を擁しています。
Enarco S.A.の最高経営責任者であるJose Luis del Prim Imaz（ホセ・ルイス・デル・プリム・イマズ）は次のように述べています。
「ワッカーノイソンのような強力なパートナーを獲得し、当社とEnarブランドの長期的な展望を開くことができたことを嬉しく思います。この合併により、従業員に可能な限り最高の開発機会がもたらされると確信しています。ワッカーノイソン－私たちが前進するにつれて、お客様のニーズを満たすためにさらに良い位置に置かれるでしょう。」
Enarの健全な市場での地位とその製品に対する高いレベルの顧客の受け入れを考えると、ワッカーノイソンはEnarを独立したブランドとして管理します。
「コンクリート技術は常にワッカーノイソングループのコアコンピタンスの1つです。この買収により、この事業が強化され、新しい顧客セグメントにアクセスできるようになります。Enarは、ワッカーノイソンブランドの焦点ではない販売チャネルを通じて製品を販売しています。したがって、これは両当事者にとって双方にとってメリットがあります」とGreschner（グレシュナー）氏は付け加えています。
規制当局の承認とワッカーノイソングループによる一定の基準までの個人株主からの全株式の取得の完了を条件として、取引は2022年上半期に完了する予定です。購入価格は、現金および自己株式で決済する予定です。
＊リリース内容から「ですます調」で表記しています。