横浜ゴム、平塚製造所のコンベヤベルト生産能力を増強

 横浜ゴムは3月14日、工業資材事業強化の一環として、平塚製造所(神奈川県平塚市)のコンベヤベルトの生産能力を増強すると発表した。増強は段階的に実施する予定で、今回の投資額は約16億円。耐摩耗性、耐熱性、耐油性、難燃性、省電力性など使用用途に応じた多様な帆布ベルトの生産ラインを増設し、現在の生産能力を約1.3倍に高める。今年3月から着工し、2023年10月から生産を開始する計画。

 コンベヤベルトは多くの産業分野に欠かせない“運搬の動脈”として、鉱石・土砂などの物資を運ぶために世界中で使われている。横浜ゴムは世界トップレベルの技術を誇っており、長年にわたって国内外の多様なニーズに応える様々な商品を開発・提供し続けている。今回の増強は今後想定される市場環境の変化に対応するために行うもので、引き続き、コンベヤベルトを必要とする多くの産業を支え、社会の持続的な発展に貢献していく。

 横浜ゴムは2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)に取り組んでいる。MB事業では強みであるホース配管事業と工業資材事業にリソースを集中してMB事業の成長を牽引し、安定収益を確保できる構造を目指している。

<平塚製造所の概要>

設立年:昭和27年(1952年)

所在地:神奈川県平塚市追分2-1

従業員:1,757名(2021年12月現在)

敷地面積:255,811㎡

主な生産品目:コンベヤベルト、マリンホース、防舷材、スポーツ用品、その他

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