・可搬質量10kgのショートアーム仕様により手元での作業性を強化
・人に近い作業領域・専有面積で作業置換えを容易
㈱安川電機は3月7日、従来の可搬質量10kgの人協働ロボットをショートアーム仕様にすることで、ロボット周囲側近の手元作業性が強化されたMOTOMAN-HC10SDTP(可搬質量10kg、リーチ900mm)を新たにラインアップし、販売を開始すると発表した。
安川電機はロボット周囲の安全柵なし※1で人と並んで作業ができる人協働ロボットのラインアップを充実させることで、省スペースでフレキシブルな生産ラインの実現、そしてロボットの活用分野の更なる拡大を図っている。これにより深刻化する労働力不足に対し、自動化、品質の安定化、低コスト化が期待できる。
今回開発したMOTOMAN-HC10SDTPは、人協働ロボットMOTOMAN-HCシリーズの可搬質量10kgタイプのアームを1200mmから900mmにショートアーム化した機種になる。従来機種よりもアームを短くしたことで、手元の作業性が強化されるとともに、人と近い領域で作業できるようになったことで、設備の省スペース化を実現する。さらに、ロボットが旋回する領域の確保が不要なアームスイング動作により、さらなる省スペース化のほか最短距離での搬送や作業時間短縮にも貢献する。
同製品もMOTOMAN-HCシリーズの特長である、高い安全性と初めてロボットを触る方でも簡単に操作できるなどの特長を引き継いでいる。各社ハンドメーカーから人協働ロボット用として販売されている豊富なエンドエフェクターや周辺機器との接続を簡易化しているため、容易にロボット導入が可能。
※1 安全機能により安全柵なしのシステム構築が可能だが、全てのケースにおいてリスクアセスメントとリスク低減方策を実施する必要がある。
詳細は、ニュースリリース
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