花王、米国テキサス州に三級アミン生産拠点を整備

・ケミカル事業の基盤強化

 花王は2月28日、殺菌・洗浄用途及びその他多岐にわたる産業向け需要拡大に対応するため、米国テキサス州パサデナ市に新たに三級アミン生産拠点を建設することを決定したと発表した。

 花王の三級アミンは独自の触媒技術による高品質に強みを持ち、これまで日本・フィリピン・ドイツの3つの生産拠点合計でグローバルナンバーワンの生産能力を有している。

 今回米国に新たな生産拠点を設けることで、今後も中長期的に成長が見込まれる米国市場に対する安定供給体制の強化をはかり、さらにサプライチェーン効率化を実現することでCO2排出の削減など環境負荷低減への寄与をめざす。

 新たな米国の生産拠点は2025年1月の設備稼働を予定、年間20,000トンの生産能力を計画している。

 花王グループは、これらの事業活動を通じて社会課題の解決に貢献し、持続可能で豊かな共生世界の実現に貢献していく。

 ニュースリリース