鶴見製作所、欧州のポンプメーカー、イタリアZENIT社の株式を取得

 ㈱鶴見製作所は2月22日、同日開催の取締役会において、欧州のポンプメーカーであるZenit International S.p.A.(以下、ZENIT 社)への出資を決議したと発表した。取得株式数 371,250 株(出資割合:36%)。取得価額は変動することから未定だが約15億円を見込んでいる。

 鶴見製作所は、“水と人とのやさしいふれあい”を経営理念として、中期経営計画“NEXT100”を展開しており、その中核としてグローバル戦略による経営基盤の強化を最重要の経営課題と位置付けている。

 この事業展開の一環として、世界各国の多様なニーズに対応するために、設備産業分野に強みを持つ ZENIT 社とのあいだで技術・業務提携することで合意に至り(2019年5月15 日に「技術・業務提携に関するお知らせ」として開示)、鶴見製作所製品ラインナップの補完・強化や両社の販売ネットワークを通じた売上の拡大、また新製品開発における両社技術の融合などに取り組んできた。

 今回、2022年7月(予定)、同社への出資(36%の持分を取得予定)し、これにより鶴見製作所関連会社となる予定。これにより、上記の取り組みを更に加速させ、鶴見製作所の長期的な成長基盤・収益基盤の拡大に結びつけることで、企業価値向上の実現を図っていく。

<出資する会社の概要>

商号:Zenit International S.p.A.

本社所在地:via dell’Industria, 11 41018 San Cesario sul Panaro (MO), Italy

代表者:Lorenzo Bottan

事業内容:水中ポンプを主力とした各種ポンプの製造・販売

資本金:1,650,000 ユーロ

設立年:1959 年

株主構成:Lorenzo Bottan:418,450 株(50.7%)、Davide Bottan:390,050 株(47.3%)

経営業績(2021年12月期)、売上高35,994 千ユーロ、営業利益2,719 千ユーロ、当期純利益2,401 千ユーロ

 詳細は、ニュースリリース