クボタ 、DBO方式による浄水場整備事業を受注

・栃木県小山市「若木浄水場等更新整備及び維持管理事業」に関する契約を締結

 ㈱クボタクボタ環境サービス(東京都)を含む民間企業グループは2月22日、栃木県小山市との間で、設計・建設・維持管理一括発注(DBO)方式による「若木浄水場等更新整備及び維持管理事業に関する契約を締結したと発表した。

<事業の概要>
事業名:若木浄水場等更新整備及び維持管理事業
事業内容:若木浄水場の全面更新
羽川西浄水場の施設増強及び鶉島浄水場の設備修繕にかかる設計・建設事業及び市内の水道施設の運転維持管理
事業期間:
【設計・建設期間】2022年2月22日~2030年3月31日
【維持管理期間】2022年4月1日~2035年3月31日
事業方式:DBO方式
(Design Build Operate:設計・建設・維持管理一括発注方式)
施設能力:27,675m3/日(若木浄水場)
契約締結日:2022年2月21日
契約金額:115.6億円(税抜)
構成員:
東芝インフラシステムズ株式会社、(代表企業)、株式会社クボタ、株式会社斉藤組、日本工営株式会社、株式会社ニュージェック、株式会社ウォーターエージェンシー、クボタ環境サービス株式会社

■事業の背景と特徴
 同事業は、小山市の水道事業の重要基幹施設である若木浄水場の老朽化対策、耐震化を目的として、大規模な更新を実施するもの。若木浄水場の更新整備時に給水能力が低下することから、若木浄水場の更新に先立ち、 鶉島浄水場の設備修繕及び羽川西浄水場の施設増強を行う。

 また、小山市が管理する浄水場や取水塔、深井戸等の場外施設の維持管理業務を一体的に委託することで、民間事業者の創意工夫が最大限に発揮されることが期待されている。

■クボタグループの役割
 クボタでは、若木浄水場における浄水処理設備、排水処理設備などの機械設備更新の設計・建設を担当する。

 クボタ環境サービスでは、若木浄水場における機械設備の維持管理を担う。

 同事業は、限られた敷地内で施設の撤去と建設を順次行うとともに、施設を稼働しながら更新整備を行うため、設計・建設業務において、高い技術力が求められる。

 同事業において、クボタグループは「水」分野におけるトータルソリューション企業の強みを活かし、小山市水事業の長期間にわたる安定的で効率的な運営の実現に寄与するとともに、地域住民の皆さまに安全で安心な水道水の供給に努めていく。

■今後の展開
 昨今、上水道・下水道・雨水排水など重要なインフラ施設の整備・運転・維持管理において、民間活力の導入が進められている。

 クボタグループは、上水・下水における様々な製品・技術・サービスを有する「水」のトータルソリューション企業として総合力を活かし、今後も水インフラの持続・発展に貢献していく。

 ニュースリリース