日立造船、北しりべし広域クリーンセンターの運営業務を受注

 日立造船は2月17日、同社を代表とする企業グループは、北しりべし廃棄物処理広域連合(連合長:迫 俊哉 小樽市長)より、北しりべし広域クリーンセンター(ストーカ式焼却炉:197t/日=98.5t/日×2炉、竣工:2007年3月)の15年間の運営委託業務(期間:2022年4月~2037年3月)を受注したと発表した。

 業務は、同広域連合の構成市町村から排出される処理対象ごみを2022年度から15年間にわたり、同センターにおいて適正(安定的、経済的、衛生的かつ安全)に処理するとともに、民間の創意工夫による提案を取り入れた良質な運営管理と経費の効率化を図ることを目的とするもの。

 同センターは、竣工後から第1期(2007年4月~2022年3月)の運営委託業務が行われているが、業務は第2期(2022年4月~2037年3月)の運営委託業務にあたる。

 同業務の受注に当たっては、公募型プロポーザルが実施される中で、技術提案の非価格要素における「安全・安定的なごみ処理についての考え方」、「長期包括運営委託の継続についての考え方」、「事故・災害等のリスク管理及び対応についての考え方」などの項目において、日立造船グループの提案に高い評価を受け、価格点との総合評価によって日立造船グループに決定された。

 日立造船は、ごみ焼却発電プラントの普及を通じ、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)達成やグローバルな環境問題解決に積極的に取り組んでいく。

<受注概要>
発注者 :北しりべし廃棄物処理広域連合(連合長:迫 俊哉 小樽市長、構成市町村:小樽市、積丹町、古平町、仁木町、余市町、赤井川村)
事業名称:北しりべし広域クリーンセンター運営委託業務
運営期間:2022年4月~2037年3月(15年間)
施設規模 : ①ごみ焼却施設
全連続燃焼式ストーカ炉197t/日(98.5t/日×2炉)
②リサイクルプラザ

不燃物処理:36.0t/5h、資源物処理:37.8t/5h
契約金額 : 14,177,000,000円(税抜き)
構成企業 :
代表企業 日立造船株式会社 北海道支社
構成員 Hitz環境サービス株式会社

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