日本産業機械工業会は2月16日、各種部品の不足による風水力機械製品の納期延長等の理解と協力を要請する書面を発表した。以下、原文。
2022 年 2 月 16日
一般社団法人日本産業機械工業会
風水力機械部会
部会長 山田 秀喜
各種部品の不足による風水力機械製品の納期延長等に関するご理解、ご協力のお願い
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
当部会の運営には平素から格別のご協力を賜 り、厚く御礼申し上げます。
さて、2020 年から続いております新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大は変異株の登場によ り未だ収束の気配がなく、一部景気の回復局面もある中で様々な産業で需給バランスが崩れ部品や部材 の供給が需要に追い付いておりません。又コンテナの不足等による海上運送の混乱も未だ解消していません。
そうした中、当部会の会員企業の多くが製品の製造に十分な量の部品が確保できていない状況と なっております。具体的にはインバータや電動機、制御盤等に用いる電子部品、樹脂製品などが特に不足 しております。
コロナ禍におきましても当部会の会員企業は製品の安定的な出荷を目指し、必要な部品・部材の確保に 尽力しております。
しかしながら既に企業努力だけでは部品・部材の調達が困難な状況となっており製 品の製造に十分な量の部品が確保できないことにより、お客様とお約束をした納期までに製品を納めら れないという事案が生じております。
当部会の会員企業とお取引のある企業様には大変恐縮でございますが、昨今の事情をご賢察の上、下記 へのご理解を賜りますようお願い申し上げます。
記
対象となる製品:当部会会員企業が製造する風水力機械製品
ご理解をお願いしたい事項:
1.製品の納期延長及び調整
2.部品調達先の変更や早期のご発注
3.一部欠品での出荷及び検収