川崎重工、藤田医科大学病院でアーム付きサービスロボットによる実証実験を実施

・医療従事者の負担軽減・業務効率化による、質の高い医療の持続的提供の実現を

 川崎重工業は2月16日、藤田医科大学と、医療従事者の負担軽減・業務効率化による、質の高い医療の持続的提供の実現に向けた取り組みの1つとして、2022年2月4日から2月15日まで藤田医科大学病院でアーム付きサービスロボットと屋内位置情報サービス(iPNT-KTM)を活用した実証実験を実施したと発表した。実証実験は2021年10月に実施したフェーズ1に続く取り組みで、2022年度に藤田医科大学病院での導入をめざしている。

 日本では、高齢化に伴う患者数の増加や労働人口減少による医療従事者の確保への対応が課題となっている。特に新型コロナウイルス感染症と戦う最前線の医療現場においては、感染予防の観点からロボットをはじめとする非接触サービスに非常に高い期待が寄せられている。実証実験では、医療現場におけるロボットの活用により、医療従事者の負担軽減や業務を効率化し、患者や専門業務に向き合う時間を最大化することで、より質の高い医療を持続的に提供できる環境を整えることをめざす。

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