㈱クボタは、2月15日、世界最大規模の農業機械展示イベントであるAGRITECHNICAにおいて、「Agrifuture Concept Winner 2022」を受賞した。昨年出資したTevel社と共同で応募した「果実自動収穫システム」の構想が、新規性や実現可能性などの点で高く評価されたもの。
世界最大規模の農業機械展示イベントAGRITECHNICA*において表彰された「Agrifuture Concept Winner 2022」は、およそ5年から10年先の農業界において実用化が見込まれる、先駆的ソリューションの構想に対して与えられる賞。
今回クボタが受賞したのは、果樹園における作物の自動収穫システムの構想で、アイデアの新規性や将来的な実現可能性、様々な経営規模の果樹園に適応できる汎用性などが高く評価された。
この構想では、Tevel社の有線ドローンを搭載した収穫ロボットが、熟した果物をAIで見分けて摘果することで収穫作業を自動化する。またクボタの自動運転トラクタなどと組み合わせることで、効率的な収穫物のロジスティクス構築が可能となり、世界中で深刻化する果樹園の人手不足の解消に貢献する。併せて、果物の最適な収穫時期を見極めることによって作物品質の向上や、収穫ロスによる廃棄物の低減といった効果も期待されている。
クボタはこれからも、先進的な技術や知見をもつ企業や研究機関とパートナーシップ構築を進めながら、トータルソリューションカンパニーとして時代のニーズにあった農業の姿を創造していく。
<Tevelについて>
会社名:Tevel Aerobotics Technologies
会社設立:2016年
所在地:イスラエル、テルノフゲデラ
事業内容:有線ドローンによる果樹収穫の作業請負
画像:リンゴ農園で稼働する収穫ロボット
コメントを投稿するにはログインしてください。