ヨロズ、東海地区子会社の新工場建設と移転を発表、約120億円投資

 ㈱ヨロズ(横浜市港北区)は2 月 9 日、同日開催の取締役会において、新工場建設を決定し、製造グループ会社であるヨロズ愛知(愛知県名古屋市)の生産を新工場へ集約、移転することを決定したと発表した。新工場は岐阜県安八郡輪之内町を予定地としており、新工場の建設に向けて、その候補地である輪之内町土地開発公社及び輪之内町と、今後各種調整を進めていく。

 ヨロズは 2021 年5月 14 日に公表した 2021 年度から 2023 年度の中期経営計画『Yorozu Sustainability Plan 2023』において、変化に強い「安定した収益」基盤の確立に向け「適正な生産能 力レベル」と「強い現場の再構築」を掲げた。この取り組みの一環として競争力のある「ものづくり」を目指した新工場を建設し、ここに生産を集約することによって、東海地区における生産拠点の強 化を図る。

 新工場においては、使用する電力は全て自社内に設置する太陽光発電を含むグリーン電力により賄う。これにより生産工程における CO2 排出量”ゼロ”を目指すとともに、生産する製品におけ る更なる軽量化に取り組むことにより、社会の要請であるカーボンニュートラルへの貢献を果たしていく。

 ヨロズグループは今後も顧客や従業員、地域の全てのステークホルダーに満足してもらえる新工場を目指すなど、競争力向上に向けた ESG 経営を推し進め、持続可能な社会の実現に貢献していく。

<新工場の概要>
所在地:岐阜県安八郡輪之内町(予定地)
生産品目:自動車部品(自動車サスペンション部品ほか)
敷地面積:約 79,700m²
延床面積:約 18,400m²
着工:2022年 11 月 予定
竣工:2024年1月 予定
総投資額:約120億円

 ニュースリリース