三菱電機、販売子会社2社を経営統合

・統合ソリューションの提供を目指し関東地区の販売体制を再編・強化

 三菱電機は2月7日、関東地区におけるFA事業を主力とする販売子会社である千代田三菱電機機器販売(東京都千代田区)と㈱清康社(神奈川県横浜市)を経営統合し、関東全域を主な販売エリアとする新たな総合販売会社を2022年4月1日に設立すると発表した。新会社名は三菱電機インダストリアルソリューションズ株式会社。

 両社が培ってきた販売ノウハウを結集し、販売機能の強化と最適化を図りグループの経営資源と強みを生かすことで、顧客の課題解決に貢献する統合ソリューションの提供を目指す。

 社会全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)進展に伴い、サプライチェーン・工場全体の見える化やAI(予防保全・データ分析)を活用した生産効率の向上など顧客ニーズが多様化・高度化している。これらのニーズに応えるため両社がそれぞれの販売エリア・担当顧客への営業活動を通じて培ってきた販売ノウハウを結集し、顧客接点やエンジニアリングサポート機能※の強化、製品・サービス・ソリューションの拡充を行う。三菱電機グループとしての事業推進体制を強化することで、顧客への新たな価値提供や社会課題の解決に貢献する。

※さまざまな技術支援を行い、顧客へ最適なソリューションを提供する機能

<新会社の概要>
会社名:三菱電機インダストリアルソリューションズ株式会社
英文名称:Mitsubishi Electric Industrial Solutions Corporation
本店所在地:神奈川県横浜市中区富士見町3番地2
事業内容:電子・電気機械器具の販売、各種機械器具の販売、施設工事、電気工事および電気通信工事の請負、これらに付随する一切の業務
取扱製品:FAシステム、産業システム、空調・冷熱システム、ビル・設備システム、電力システム、交通システム
資本金:1億円
従業員数:約230名
主な拠点:東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪

 ニュースリリース