エヌアイシ・オートテック、新たな工場用地として立山第3工場の隣接地を取得

 エヌアイシ・オートテック(東京本社、東京都江東区、富山本社:富山県富山市)は2月4日、新たな工場鵜用地として立山第3工場(富山県中新川郡立山町)の隣接地を取得したと発表した。工場用地の取得によって、立山第3工場の敷地面積は、14,834㎡となる。なお、工場建設工事費用については、現在精査中であり、今後、明らかになり次第、発表する。取得相手については非公表。

 エヌアイシ・オートテックは、主力製品である「ALFA FRAMEⓇSYSTEM(アルファフレームシステム)」を活用し、FA装置(FA:Factory Automation/「自動化・省力化装置」)やクリーンブース等のクリーン装置のほか、マシンカバーや各種装置の架台・筐体等の構造物の設計・製作を行っている。

 2021 年3月に新工場(立山第3工場/富山県中新川郡立山町)の建設を決定し、デジタル家電業界向けの大型で複雑な構造物や小型ロボット専用アルミ架台等の製作、FA装置等の組立、及び大型構造物やアルミ架台等の生産効率向上及び物流コスト削減に向けた完成品の一時保管場所として工場建設を進めている。なお、同工場は、計画通り 2022年3月下旬に完成し、同年4月より稼働開始予定。

 世界経済はCOVID-19の感染拡大によって企業のサプライチェーンへ大きな影響を及ぼしているが、POST & WITH COVID-19への対応が整いつつあり、中長期的には緩やかながらも3~4年先まで継続的な経済成長が見込まれている。

 このような状況下での今後の受注環境は、各企業が取組む危機に強い継続性のある製造現場、及び加速度的に進展するデジタル化社会に適合した製造現場への構築において、また、SDGsに関する取組みとしてカーボンニュートラル化へ向けた生産設備の新設・更新等の需要も相まって、アルファフレームシステム及びFA装置等の需要が益々高まっていくことが期待される。

 同社では、顧客ニーズに応えるべく、生産性向上及び効率化を図る上で、最適な作業環境を確保・整備することが重要となっていくことから、現在建設工事中の立山第3工場に隣接する土地を追加取得し、工場増設に備える決議をした。より一層業務効率化に向けた投資によって受注拡大に繋げ、今後も継続的な投資を積極的に実施し、業績・業容拡大を図っていく。

<工場用地の概要>

所在地:富山県中新川郡立山町(エヌアイシ・オートテック、立山第3工場の隣地)

投資総額:約 1.2 億円(土地及び造成費用等)

敷地面積:4,864 ㎡

資金計画:自己資金

 ニュースリリース