クボタ、米国のアグリテックスタートアップ企業に追加出資

・灌漑の精密・自動化、収量予測サービス等を手掛けるFarm X社

 ㈱クボタは2月7日、米国のスタートアップ「FarmX, Inc.」(以下「FarmX社」)に追加出資したと発表した。

 FarmX社は、果樹・ナッツ等の生産者に対して、収量の最大化を支援する農場管理ソリューションを提供している。自社開発の土壌センサーから得られる土壌データに加え、灌漑システム、天候、作物のストレス状態などに関する詳細かつ正確なデータを収集し、AIを活用してほ場内のあらゆる問題の詳細な分析、最適に計画された自動灌漑(作業)、収穫量の予測、適切な収穫時期予想などの一貫したソリューションを提供している。FarmXのサービスを導入した生産者からは、収量の向上と人件費および水・電気使用量の削減により収益改善に効果があると評価されている。

 クボタはFarmX社の事業拡大を支援する今回の追加出資によって連携を更に強化し、果樹・ナッツ等の領域における精密農業実現のためのプラットフォーム開発を加速させ、農業経営の高効率・収益化に貢献していく。

<FarmX社の概要>
社名:FarmX, Inc. (https://www.farmx.co
代表者:Tushar Dave (CEO)
所在地:米国カリフォルニア州マウンテンビュー
設立:2014年11月
事業内容:灌漑自動化並びに作物の生育環境最適化、収量最大化のための一体型プラットフォームサービスの提供

 ニュースリリース