ブリヂストン、約 82 億円投じ国内 4 工場で乗用車用プレミアム商品の生産能力を増強

・中期事業計画(2021-2023)に基づきプレミアムビジネス戦略を強化

 ㈱ブリヂストンは2月3日、乗用車用タイヤ工場である栃木、彦根、防府、 鳥栖の 4 工場に関し、乗用車用プレミアムタイヤの生産能力を増強すると発表した。総投資金額は約 82 億円。2022 年第 1 四半期に着工、2025 年中に現在の国内工場の乗用車用高インチタイヤ生産能 力対比で約 6,200 本/日(約 1 割強に相当)の増強を予定している。(事業拠点ページ

 ブリヂストングループは、グローバルでの乗用車用高インチタイヤの拡大に加え、新たなプレミアムとして、 革新的なタイヤ基盤技術 ENLITEN(エンライトン)の強化・拡大を進めている。エンライトンは、今後、技術 としてのみならず、顧客の使用条件に合わせたタイヤ性能向上による商品としての価値拡大と、開発・生産 から販売、顧客がタイヤを「使う」段階までのバリューチェーン全体において、環境負荷を低減すると共に、 生産性、経済性の向上を実現するビジネスモデルとして構築し、社会価値・顧客価値の創出を最大化することを目指している。これらの取り組みをさらに推進するためには、グローバルでモノづくりを極める中核である日本の乗用車用タ イヤ工場の増強を通じたプレミアム商品を「創る」体制の強化が不可欠であると判断し、今回の決定となった。

 ブリヂストングループは、「2050 年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を 持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げ、中長期事業戦略のもとで中期事業計画(2021‐2023)を実行している。今後も安心・安全で快適な、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献していく。

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