不二越 、電磁比例弁用小型・多機能デジタルコントロールアンプ と産業用ネットワークに対応した新ラインナップを開発

 ㈱不二越は2月1日、簡単な操作で電磁比例弁を高精度制御できる小型多機能デジタルコントロールアンプERD‐20と、産業用ネットワークEtherNet/IPTMに対応した新ラインナップを新たに開発したと発表した。工作機械・鍛圧機械など産業機械分野における油圧機器のIoT化を実現でき、ユーザーの生産性向上に貢献する。

 近年、デジタルネットワーク技術が急速に進歩し、様ざまな産業分野・機器におけるIT化やIoT対応が進んでいる。油圧機器においても、デジタル化への対応とネットワークへつながるIoT 機器としての役割が求められている。不二越は、1960代にソレノイドバルブの販売を開始し、電磁比例弁やコントロール用アンプについても、自社開発・販売し、ユーザーの多様なニーズに応えてきた。

■産業用ネットワークEtherNet/IPTM対応

 油圧機器に電流・電圧値の指示やセンサー情報、アンプの各種ステータスなどを高速通信で伝達することで工場のIoT化に貢献。また、LANケーブル1本のみで、工程管理用PLC*との接続が可能となり、配線数を大幅に削減。

■PCから簡単一括設定
 専用ツールソフトを使用することで、ユーザーのPCから操作・指示、一括設定、バックアップなどができるようになり、パラメータの設定時間を当社従来品比で約10分の1に大幅短縮。

■フィードバック制御機能搭載

 圧力センサで油圧力を測定し、電磁比例弁の駆動電流を自動調整する。作動油の温度変化やバルブのオーバーライド特性による圧力の変化を大きく低減させ、指示通りの圧力による制御を実現。

 詳細は、ニュースリリース