・受注は3.9%増、生産は21.5%増
・2021年の受注は29.6%増、生産は26.4%増
・非会員含めた年間受注は27.7%増の1兆970億円の見込み
日本ロボット工業会がまとめた2021年10~12月期(会員ベース)受注額は対前年同期比3.9%の増加、生産額が21.5%の増加と、それぞれ前年同期を大きく上回った。国内向け出荷は、半導体用や実装用などが好調な電気機械製造業向けを中心に増加した。輸出は、アジアの一部向けで前年同期から減少がみられるものの、中国向けが需要をけん引し、欧米向けでも勢いがみられた。
2021年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束がみられない中、堅調な中国向けが引き続き輸出市場を牽引したほか、欧米や国内向けの回復がみられたことで全体として大幅なプラス成長となった。
2021年年間としては、受注額が対前年比29.6%の増加、生産額は同26.4%の増加と、ともに前年を大きく上回り、受注、生産、輸出実績(金額、台数)はそれぞれ過去最高を記録した。会員と非会員を含めた年間実績は、受注額は対前年比27.7%増の約1兆970億円と初の1兆円超えを見込むほか、生産額は同26.5%増の約9,700億円を見込む。
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