クボタ、米国の新研究組織「北米研究ユニット」が始動

・次世代農業ロボットなどの開発をスピードアップ

 ㈱クボタは1月27日、今年1月に設置した米国におけるクボタの新研究組織「北米研究ユニット」(所在地:テキサス州グレイプバイン市)において、自律型の農業ロボットをはじめとした未来の農業のための研究開発に着手したと発表した。

 北米研究ユニットでは、AIを活用したデータ農業のさらなる進化、自律型ロボットを実現するための知能化、カーボンニュートラル社会を見据えた次世代動力農業機械の先行研究など、幅広いテーマに取り組んでいる。

 昨年12月にクボタグループとなった自動運転技術のアグジャンクション社に加え、著名エンジニアのIan Wright氏(Tesla社、Wrightspeed社の共同創業者)が所属するシリコンバレーのスタートアップDimaag-AI社、といった様々な分野のエキスパートを社内外から結集した。

 すでに、米国のブドウ農場での使用を想定した各種次世代農業機械のコンセプト開発に着手し、シリコンバレースピードで研究開発に取り組んでいる。

 今後もさらなる社外リソースの招へいも含めてオープンイノベーションを企図した開発体制を強化しつつ、環境に配慮した製品やソリューションの提供を通じて、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に貢献していく。

<Dimaag-AI社の概要>

会社名:Dimaag-AI, Inc.

代表者:CEO Satish Padmanabhan

本社所在地:Fremont, CA, USA

設立:2018年

事業内容:AI技術を活用したオートメーション、スマートロボティクス、次世代車両に関連する技術および製品、サービスなど

*参考:自動走行制御専業の北米企業の株式取得について

 https://www.kubota.co.jp/news/2021management-20211125.html

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