鍛圧機械、21年12月受注は44.8%増の337.5億円、12ヶ月連続プラス

 日本鍛圧機械工業会が1月13日に発表した2021年12月度の鍛圧機械受注総合計は、337.5億円と、前年同月比で44.8%増となり、2021年は年初より12ヶ月連続プラスとなった。プレス系、板金系ともに国内外で好調だった。全世界的には一部部品の品薄や物流関係の混乱による納期面での不安材料が残りつつも、北米・中国が安定しており、全般的に受注は回復傾向けにある。

 機種別によると、プレス機械は160.5億円と、前年同月比で61.3%増となり、小型プレスで94.9%増、中型プレスで51.9%増、超大型プレスで7.2倍、フォーミングも98.3%増となるも、油圧プレスで25.7%減、となった。板金系機械は108.9億円と、前年同月比44.5%増となった。パンチングが61.9%増、プレスブレーキが47.4%増、レーザ・プラズマが28.7%増であった。

 国内は162.4億円、前年同月比69.5%増で、自動車が94.5%増、金属が64.6%増、一般機械が30.8%増、電気も53.9%増、鉄鋼・非鉄も2.1倍となった。

 輸出は107.0億円、前年同月比で35.3%増となり、中国向けで99.6%増、韓国・台湾向けで41.1%増、南アジアが11.2%増であったが、北米向けが19.3%減、欧州向けも26.5%減であった。

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