富士レビオ(本社:東京都新宿区)は、宇部工場敷地内(山口県宇部市瀬戸原団地第一工区)に工場を増設する。山口県が1月 11日に発表した。これに伴い、1月18日、山口県県庁において、同社と県、宇部市による工場増設協定調印式が行われる。
富士レビオは、国内初の新型コロナウイルス感染症の迅速抗原検査キットの開発など、臨床検査試薬業界のリーディングカンパニー。1975年に宇部研究所を開設、1994年には製造機能を備えた宇部工場を新設。宇部工場では、感染症迅速抗原検査キット(エスプライン®シリーズ)の製造を主体とした、製品製造・研究を実施している。
今回、宇部工場で化学発光酵素免疫測定システム(ルミパルス®シリーズ)共通試薬の製造、CDMO※事業に係る臨床検査薬原材料の製造拡大のため、工場を増設する。
※ Contract Development and Manufacturing Organization(開発製造受託)の略
<工場増設計画の概要等>
事業所名 :富士レビオ株式会社 宇部工場
所在地 :宇部市大字善和字牛明203-152 瀬戸原団地
事業内容:化学発光酵素免疫測定システム(ルミパルス®シリーズ)共通試薬の 製造、臨床検査薬原材料の製造拡大
投資額:約21億円
従業員数:当該製造拡大に約10名程度従事予定
<富士レビオ株式会社>
代表者:代表取締役社長 藤田 健(ふじた たけし)
本社:東京都新宿区西新宿2-1-1(新宿三井ビル)
創業:1950年12月(新設分割した現法人は2005年7月設立)
資本金 :42億52百万円(2021年3月末現在)
従業員数:338名(2021 年3月末現在)
業種:臨床検査薬、検査用機器等の開発・製造・販売および輸出入
売上高:342億円(2021 年 3月期)