コマツは1月11日、最新技術を随所に織り込んだ大型油圧ショベル「PC2000-11R」を1月より発売すると発表した。
当該機は、高出力でありながらクリーンで低燃費の新型エンジンを搭載したほか、油圧システムなどのパワーロスを徹底的に低減することで作業量と燃費効率の向上を図った約14年振りのフルモデルチェンジ機。
新型エンジンの採用によるエンジン出力アップのほか、油圧制御システムの最適化を図り、操作性を向上させることで、生産性が12%(※1)向上している。また、従来のパワー(P)モードとエコノミー(E)モードに加えて高負荷作業に適したパワープラス(P+)モードを新たな作業モードとして追加設定したことで作業現場に応じて生産量と燃費効率のベストな状態で作業が可能。また、新たに採用したダブルシーリング構造の油圧シリンダーはスクレーパとサブダストシールの追加により油圧シリンダー内へのダスト侵入を防ぎ、よりクリーンで信頼性の高い油圧回路を実現している。
さらに、砕石・鉱山の過酷な作業現場におけるオペレーターの安全で快適な作業のサポートとして360°周囲監視用KomVision(機械周囲カメラシステム)や45度油圧式昇降階段、快適なヒーター機能付きハイバックエアサスペンションシートを新たに標準装備している。オペレーターの安全・作業性向上、疲労軽減に貢献する。
コマツは今後も「品質と信頼性」を追求し、企業価値の最大化を図るとともに、ダントツバリュー(顧客価値創造を通じたESG課題の解決と収益向上)により、安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場の実現を目指していく。
※1.コマツ従来機(PC2000-8) パワー(P)モード比(90°旋回掘削積み込み作業時)
【発売月】 2022年1月
【公表価格】 都度見積もり
【販売目標】 2台/年(国内のみ)
詳細は、ニュースリリース
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