●年頭所感 株式会社クボタ 代表取締役社長 北尾 裕一 

 年頭所感(1月5日)要約

クボタだからこそできるミッションを果たそう

クボタらしいESG経営=事業を通じて環境・社会課題を解決する

 依然続くコロナ禍において、昨年は生活様式や仕事環境の変化からの「進化」を問われる一年でした。めまぐるしく変わる社会の価値基準や、社会が企業に求めることに応え、さらに進化することが、企業の生き残るすべであることを感じずにはいられません。

 そのような中、食料の安定供給や水環境インフラなど、大切な社会基盤を支える私たちの事業は社会から必要とされ、人びとに欠かせないエッセンシャルビジネスであることを改めて誇りに思います。

 私たちは創業時から社会課題を解決する製品・サービスを世に出すことを志してきました。この創業精神は130年以上の長い年月を超えて私たちの“ミッション=使命”としてしっかり受け継がれ、DNAとして生き続けています。GMBの実現*に向けた、長期ビジョンGMB2030では食料・水・環境分野で「豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”」となることをあるべき姿に掲げました。この実現はまさに環境(Environment)と社会(Social)の課題解決を図るクボタのミッションです。これからより一層、クボタらしいESG、つまりK-ESG経営を次の4つの領域から発展させていきます。

・事業を通じた環境・社会課題の解決

・課題解決を実現するイノベーションの加速

・ステークホルダーの共感・参画

・持続可能性を高めるガバナンスの構築

 企業は選ばれる時代になりました。これからは経済価値だけでなく、「自分たちがどのような社会価値を創出できるか」を問われます。このことを強く意識した行動こそがステークホルダーの共感・参画の輪を広げる足がかりとなるでしょう。

   今こそ、国や地域、組織の壁を越えてクボタグループ4万人が想いを一つに、力を合わせ進化するときです。新たな道を切り拓いていきましょう。

 グローバル・メジャー・ブランドの実現…単に売上や利益で世界のトップになることではなく、「最も多くのお客様から信頼されることによって、最も多くの社会貢献をなしうる企業(ブランド)」になること。

 ニュースリリース