・EV 用電源容量を従来の 1/8 で実現
IHI 運搬機械(本社:東京都中央区)は12月28日、機械式駐車装置において、省電力で、全ての電気自動車(以下、EV)への充電を可能とする新システムの販売を 2022 年 4 月より開始すると発表した。
脱炭素社会の実現に向けて、政府の2050 年グリーン成長戦略では遅くとも 2030 年半ばには、乗用車新車販売で電動車 100%の実現を目指している。その実現には、充電インフラの拡充も併せて重要な取組みとなる。EV の普及が加速するなか、駐車場設備での EV 充電機能のニーズも高まっている。これまでも機械式駐車装置において、複数の EV を充電することができた。しかし、新設時に全台充電対応する場合には、EV 充電台数分の膨大な電源容量を必要としていた。また、機械式駐車装置の納入後に充電設備を増設する場合、電源容量は既に決まっており、不足してしまうといった課題があった。
これらの課題を解決するため、IHI 運搬機械では EV を順番に充電する「省電力・EV 全台充電システム」を開発した。同システムでは、既設の機械式駐車装置においても EV 全台充電対応を可能にする。
そして、将来の EV 普及率に併せて EV 充電台数を増やすことにより、駐車場利用者の利便性と不動産の資産 価値向上に寄与する。
IHI 運搬機械は、同システムを新たなオプションとして、EV の普及推進を支え,2050 年のカーボンニュートラル実現に 向けて社会に貢献する。
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