㈱技研製作所(本社:高知市)は12月24日、施工時のCO2排出ゼロを可能とする電動の鋼管杭回転切削圧入機(ジャイロパイラーⓇ)「GRV0611e」と「GRBⓇシステム」機器を開発したと発表した。脱炭素化を見据えて初めて完全電動化した新型機は、排ガスを出さない次世代の施工機械、圧入システムであり、従来機に比べて施工能率も飛躍的に向上している。
新型機はオランダの世界遺産プロジェクト※に向けて12月3日に出荷されており、2022年1月から実証施工を開始する予定。世界の中でも環境規制の厳しいEUにおいて、世界的に注目度の高い一大プロジェクトをけん引する中で、SDGsにも貢献する圧入システムをアピールする。
今後はさらに新型機を軽量・コンパクト、高効率に進化させることで、各量産機種への水平展開を図る。「無振動・無騒音」「省スペース施工」「仮設レス施工」―。これら圧入原理の優位性に加え、「施工時のCO2排出ゼロ」を新たな強みとし、圧入システムや「インプラント工法Ⓡ」の普及をグローバルに加速させていく。
※ オランダの世界遺産「アムステルダムの環状運河地域」の護岸改修にかかる新技術開発プロジェクト。
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