㈱安川電機は12月23日、入間事業所(埼玉県入間市)にCO2フリー電力(CO2を排出しないエネルギーを由来とする電力)の導入を進めたと発表した。
安川電機グループは、2021年3月に「YASKAWA ECO VISION」において、2050年にグループのグローバルの事業活動に伴うCO2 排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)とするとともに、そのマイルストーンとして2030年の同CO2 排出量を2018年比で36%削減する目標「2050 CARBON NEUTRAL CHALLENGE」を設定した。目標に向けた取組みとして、これまで各種省エネ対策や太陽光発電の導入、および事業所の契約電力へのCO2フリー電力の導入等を進めており、このほど入間事業所においても、CO2フリー電力の導入を完了した。
その結果、すでに導入済みの八幡西事業所・中間事業所・小倉事業所等と併せて、2021年12月時点で、日本国内の同社電力需要の約58%をCO2フリー電力で賄うことができた。この取組みは、今後国内外の全拠点へ拡大していく。また、このような脱炭素化への投資については、インターナルカーボンプライシングを用いて積極的に進めていく。
気候変動がグローバルで様々な影響を及ぼすことが問題となる中、安川電機はコア技術であるパワー変換技術を活用した世界最高性能を誇るインバータなどの製品を通じ、CO2 排出削減に貢献してきた。2025年には製品によるCO2削減貢献量を安川電機グループによるCO2排出量の100倍以上とする目標CCE100を掲げて事業活動に取り組んでいる(2020年実績は約63倍)。今後もよりいっそうの環境に配慮した事業活動を継続していくことにより、持続可能な社会の実現への貢献と企業価値の向上を図る。