竹田印刷(本社:名古屋市昭和区)は12月16日、連結子会社である㈱プロセス・ラボ・ミクロン(PLM、本社:埼玉県川越市)における本社工場新棟建設の実施と同社への資金支援を決議したと発表した。今回の新棟建設に伴う既存社屋の取り壊し等により、特別損失145 百万円(概算)を計上する見込みとなったことも合わせて発表した。
竹田印刷グループではコア事業における競争力の強化、新事業開発の強化、事業活動を支える経営基盤の強化という3つの改革を掲げ事業構造改革を進めている。市場縮小が続く印刷事業を補完し、竹田印刷グループを牽引する半導体関連マスク事業のさらなる強化に向けて、その中核を担うPLMの生産体制を強化する。
なお、本社工場新棟建設のほかに、同社九州工場の改築と生産設備の導入等を併せて実施する。
今回の新棟建設に伴い、既存社屋および設備の解体撤去費用等により、2022年3月期においては 145 百万円(概算)の特別損失が発生する見込み。なお、当該特別損失については、2021年11月12日公表の業績予想に織り込んでいることから通期業績予想の修正はないとしている。
<新棟建設の概要>
新工場竣工予定日:2023 年 3 月(予定)
生産体制について:現状の生産能力を維持しつつ、新棟に新規生産設備を増設して生産能力を向上させる。