クボタ、「直進キープ機能付田植機」累計販売台数が1万台に到達

 ㈱クボタは12月14日 、2016年に業界初の「直進キープ機能付田植機」を発売し、今年11月までの国内外の累計販売台数が1万台に到達ししたと発表した。

 直進キープ機能は、ぬかるみや凸凹があって操縦が難しい水田で、操縦者がハンドル操作をしなくてもGPSの位置情報でまっすぐな走行を可能にする機能。日本農業は高齢化や慢性的な人手不足で、人員の確保が困難になっているが、同機能を搭載した田植機は未熟練者でも簡単に高精度な作業が可能。また熟練者においても作業負担の大幅な軽減につながるとして、発売以来顧客から高い評価を得ている。

 2016年の発売後、モデルチェンジや機種の拡大を経て、現在ではクボタが販売する6条植以上の田植機において、同機能を搭載した機種の販売台数が約半分を占めるまでになっている。

 クボタは直進キープ機能付田植機に続いて、無人運転が可能な農業機械「アグリロボシリーズ」も業界に先駆けて発売している。今後も自動運転を含むスマート農業技術の開発を通じて、日本農業が抱える課題の解決に貢献していく。

<直進キープ機能付田植機の販売台数の推移>

2016年 約300台
2017年 約1100台
2018年 約1500台
2019年 約2400台
2020年 約2400台
2021年 約2300台(10月まで)

 ニュースリリース