鍛圧機械、21年11月受注は23.6%増の246.3億円、11ヶ月連続プラス

 日本鍛圧機械工業会が12月8日に発表した2021年11月度の鍛圧機械受注総合計は246.3億円と、前年同月比で23.6%増となり、2021年初頭より11ヶ月連続プラスであったが、プレス系は対前年同月比で微減となった。 全世界的には一部部品の品薄や物流関係の混乱による納期面での不安材料が残りつつも、北米を中心に全般的に受注は回復傾向にあるといえる。


 機種別によると、プレス系機械は78.0億円と、前年同月比で4.6%減となり、小型プレスで2.9%増、中型プレスで15.6%増、大型プレスで79%増となるも超大型プレスで97.7%減、油圧プレスで17.3%減、 フォーミングも28.1%減となった。板金系機械は101.9億円と、前年同月比64.4%増となった。パンチングが42.0%増、プレスブレーキが88.9%増、レーザ・プラズマが60.6%増であった。

 国内は109.1億円、前年同月比31.1%増で、自動車が28.5%増、一般機械が53.6%増、電気も61.2%増、鉄鋼・非鉄も3.6倍となったが、金属のみ17.4%減であった。

 輸出は70.8億円、前年同月比で17.0%増となり、北米向けが2.3倍、欧州向けも5.8倍、東南アジア向けも5.9倍と増加となったが、中国向けは55.9%減であった。

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