東亜ディーケーケー、狭山テクニカルセンター内に新生産棟を建設

 東亜ディーケーケー(本社:東京都新宿区)は12月9日、マザー機能を担う生産拠点として、埼玉県狭山市の狭山テクニカルセンター内に新たな生産棟を建設すると発表した。

 東亜ディーケーケーは、現中期経営計画(2019年度~2021年度)において「もっといいモノづくり」を掲げ、生産回帰を目指して、コア技術の維持継承、新技術への取組みを推進してきた。新中期経営計画(2022年度~2024年度)では、開発部門・生産技術部門・製造部門のさらなる連携を図り、品質・価格競争力の強化と、DXによる生産効率化で生産拡大を目指している。

そこで狭山テクニカルセンター内にある築50年以上の老朽化した建物を改築、開発技術センターに隣接する新生産棟を建設し、新製品の開発から量産化へのスピードアップを実現するマザー工場機能を確立する。また新生産棟には、首都圏のもうひとつの生産拠点である東京エンジニアリングセンター(東京都東大和市)が担う応用分析計の設計製造機能を移転統合し、顧客ニーズに沿った製品提供を加速させる。さらに、高機能物流拠点として、アフターサービスやEコマースに対応する製品・部品の即納体制を強化していく。

 新生産棟は、脱炭素社会の実現に向けてネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)を目指す。

<新工場の概要>
所在地:埼玉県狭山市北入曽613
建屋概要:延床面積 約8,200m2 地上4階建て鉄骨造
主な設備・用途:多用途生産ライン、新製品量産試作ラインおよび試験設備、自動倉庫、BCP対応として主要製品の代替生産
着工/竣工予定:2022年3月/2024年2月予定
投資額:約27億円
環境・省エネ対策 :省エネルギーと太陽光発電等による創エネルギーでネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)を目指す

 ニュースリリース