荏原環境プラント、五泉地域衛生施設組合の中間処理施設整備・運営事業を受注

 荏原環境プラント(本社:東京都大田区)は12月3日、同社を代表企業とするグループとして、新潟県の五泉地域衛生施設組合より「中間処理施設整備・運営事業」を受注したと発表した。

 同事業の事業方式は、DBO(Design-Build-Operate)方式が採用されており、エネルギー回収型廃棄物処理施設とマテリアルリサイクル推進施設を建設し、その後20年間の事業運営を行うもの。五泉地域衛生施設組合が定める5つの基本方針※1のもと、安心安全で安定した施設の整備や、運営の実現に取り組んでいく。

 施設では、エネルギー回収型廃棄物処理施設で、ごみを焼却処理する際に発生する熱を利用して発電を行い、得られた電力は施設内の動力として利用するとともに、余剰電力は売電される。また、同事業では地元の複数の建設企業と連携しており、施設の運営は県内企業である㈱大原鉄工所と荏原が共同で出資するSPC(株式会社ごせんEサービス 代表取締役 鈴木浩之)※2が行う。

 荏原環境プラントはCO2排出量削減や地域活性化への貢献、安心安全で安定した施設の整備や運営の実施を行い、持続可能な地域社会の実現に貢献していく。

※1 「1.安心・安全で安定した施設」「2.環境に配慮した施設」「3.エネルギーと資源の有効活用に配慮した施設」「4. 地域に密着した施設」「5.経済性に優れた施設」の5つの基本方針のこと
※2 Special Purpose Company(特定目的会社)の略

<事業概要>
事業名称:五泉地域衛生施設組合 中間処理施設整備・運営事業
発注者:管理者 五泉市長 伊藤 勝美

施設規模:
・エネルギー回収型廃棄物処理施設
処理方式:全連続燃焼式(ストーカ式)
処理能力:122t/日(61t/24h×2 炉)
・マテリアルリサイクル推進施設
主要設備:破砕設備、受入選別設備、保管設備
処理能力:11t/日

事業期間 設計・施工期間  2021年5月28日~2025年3月31日
運営期間:2025年4月~2045年3月(20年間)
建設場所:新潟県五泉市清瀬84番地2ほか

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