ブリヂストン、鉱山車両用タイヤソリューションプロバイダー Otraco (オトラコ)社の買収を完了

・中期事業計画(2021-2023)に基づき「戦略的成長投資」を実行

 ブリヂストンは12月2日、鉱山車両用タイヤソリューションプロバイダー 、Otraco International Pty Ltd (オトラコ インタ ーナショナル ピーティーワイ リミテッド、以下、Otraco 社) 社の買収をDowner EDI Limited (ダウナー イーディー アイ リミテッド)から完了したと発表した。

 ブリヂストングループは、「2050 年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値 を持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げ、中期事業計画(2021-2023)※1 において、「戦略的成長投資」を実行し、ソリューション事業のグローバル展開を加速していくことを発表している。特に鉱山 タイヤ・ソリューション事業については、積極的にリソースを投入し継続的に強化・拡大すべき重要事業とし て位置づけている。

 その一環として、ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストン マイニング ソリューションズ オーストラリア ピーティーワイ リミテッドは、規制当局の承認その他必要な手続きが完了したため、鉱山車 両用タイヤ(OR タイヤ)のソリューションプロバイダーである Otraco 社の 買収 を完了した。

 買収価額は企業価値 79 百万豪ドル (約 66 億円 ※3)に、Otraco 社の運転資本等に係る調整を行った金額。

 Otraco 社は、オーストラリア、チリ、南アフリカなどの鉱山に同社の熟練技術者が常駐し、独自のデジタルプラットフォーム(Otracom)を活用した OR タイヤのライフサイクル管理サービスを提供している。

 ブリヂストングループは、独自の鉱山タイヤ・ソリューションをグローバルに提供し、鉱山事業者の安全 で効率的なオペレーションを支え、生産性の向上に貢献することを目指している。また、それらの活動により、CO2の削減・資源生産性向上といったサステナビリティの課題へも取り組んでいる。

 今回の買収は、グローバルでリーディングポジションにあるブリヂストングループの鉱山事業者向けオ ンサイトサービスのネットワーク拠点を拡充、Otraco 社が提供するソリューションとのシナジーにより、鉱山 タイヤ・ソリューション事業を強化するもの。

 ブリヂストングループは、今後も、中期事業計画(2021-2023)に基づき、戦略的成長投資を通じたコア事業であるタイヤ事業の強化と成長事業としてのソリューション事業の拡大を推進し、社会価値・顧客価値を創出し続けるサステナブルなソリューションカンパニーへと進化していく。

※1.中期事業計画(2021-2023)の詳細については、ブリヂストン企業サイトに掲載するプレゼンテーション資料を参照。

※2.2021 年 4 月 26 日発信ニュースリリース: 中期事業計画(2021-2023)に基づき「戦略的成長投資」を実行 ブリヂストンが鉱山車両用タイヤソリューションプロバイダー Otraco 社を買収

※3.1豪ドル=84円で換算している。

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